K90のエアフィルタ作製

原付

K90のエアフィルタの掃除をしようと思ったのですが、劣化していて破けてしまいました。
パーツカタログで調べて純正品をwebikeやモノタロウで検索をかけるも廃盤、これは作るしかないですね…

図1 左: 作製したエアフィルタ  右: K90についていたエアフィルタ

K90のエアフィルタについて

図2 K90のエアフィルタの位置

そもそもエアフィルタとはエンジンで取り込む空気のろ過に使用される部品です。エアクリーナとも言います。
K90ではクランクケースの上(図2)についています。フレーム中から空気を取り込む構造となっています。この箱の中に図1のフィルタが入っています。
(諸事情でサイドカバーが50になってますが、K90です)(K50も同じ位置についてます)
図2の向きから見て中央のねじで固定されているカバーを外せばフィルタが取り出せます。
ボックスは右下ナットを外し、反対側のホースを固定しているバンドのねじを緩めれば外せます。

図:3 サービスガイドのエアクリーナの清掃に関する説明
引用元: 鈴木自動車工業株式会社 K90 サービスガイド 1980

エアフィルタには湿式と乾式があり、K90では湿式が採用されています。
スポンジ状のエアフィルタにオイルをしみこませて使います。

素材の選定

おなじみのキタコから汎用のフィルタがでています。厚さはより純正に近い12mmのものを選びました。

K90のフィルタは円筒形なので、切り貼りして同じ形のものを作る必要があり、接着剤が必要です。
家にあったセメダイン スーパーXゴールドを使いました。
キタコの汎用フィルタを少しだけ切り取って問題なく接着できるか、オイルをしみこませても接着力が落ちないか、確認を行ったうえで使用しました。

作製

はさみで切り、接着剤で貼り付けて作ります。
寸法は、もとからついているものを測ったり、ケースと合わせたりして決めました。
フィルタをボックスに取り付けた際に空気の漏れがないようにします。

接着剤はパッケージ記載の使い方の通りに使いました。
パッケージ記載の乾燥時間である24時間が経過してから、オイルをしみこませます。
オイルはCCISを使いました。

体積が増えたためかかなりきつくしぼってもオイル量は規定量の13gをはるかに上回る25gほどになってしまいましたが、問題なしと判断しました。

取り付けて完了です。

まとめ

K90のエアフィルタが劣化し、純正品も廃盤のため、製作しました。
キタコの汎用品と接着剤で製作することができました。
参考までに。


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